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ロンドンの繁華街で盗難されたiPhoneが、3日後に「iPhoneを探す」で発見しました。盗難されたiPhoneの状況やはじめに設定しておくべきこと、盗まれたiPhoneの今後の動向を予測してみました。

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盗難されたiPhoneは見つかるのか

「iPhoneを探す」反応した!!!

2019年2月にセントラルロンドンの「レスタースクエア」という観光地でiPhoneをスられました。盗難にあい、すぐに警察に届けでました。

スられてから毎日「iPhoneを探す」で、盗られたiPhoneの行方を確認していたところ、盗難から3日後にiPhoneが反応しました。iPhoneが反応したのは、イーストロンドンにある「Gants hill」というところでした。自宅のあるウェストロンドンから電車で1時間くらいかかる場所です。「iPhoneを探す」で反応した場所は、最寄り駅から10分程度の路上のようで、Googleマップでストリートビューを見ると、近くにはクリニックと民間のお宅があるのみです。

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ここからは予想ですが、「iPhoneを探す」で盗難されたiPhoneが反応したことにはいくつか違和感があります。

1.盗難したiPhoneの使い道を考える

盗難した人が、盗難したiPhoneをどうするのか考えてみました。

  1. 国内のジャンクショップや貧困地域の国で転売する
  2. 分解して部品を転売する
  3. 電話帳やメールなどのアカウント情報を抜き出す
などが考えられます。

iPhoneなどのアップル製品は本体にシリアル番号が書かれているため、転売や部品を売ることが目的の場合、電源をつける必要がなさそうです。

2.なぜiPhoneが反応したのか。「iPhoneを探す」はネット環境に依存する

iPhoneが盗難された場合、まずiPhoneをロックする必要があります。しかし、「iPhoneを探す」でiPhoneをロックしても、実際にロック機能がはたらくのはiPhoneがネットに繋がったときです。

今回、盗難されたiPhoneに入っていたSIMはプリペイドが切れ、3G/4G回線も通話も繋がらない状態でした。しかし、”「iPhoneを探す」が反応し”、”反応した場所は路上”ということは、盗難した人が、SIMを入れ替えてiPhoneの電源を入れたと考えられます。

4.”電話帳やデバイス自体に入っている個人情報を抜くだけ”ならネットに繋げない方がいいはず

個人情報の抜き取りには

  • 電話帳やメモの情報をそのまま使う
  • 悪質なリンクを送ってパスワードを抜き出す
といった方法が考えられます。

電話帳やメモの情報をそのまま悪用する場合は、そのままの意味で、盗られた時点で対処法はありません。

いまだに、本人や知人のスマホを盗難した情報を元に、悪質なリンクを送り、「ログイン情報を入力させる」のが一般的な手口のようです。たまに知らないところから電話がかかってきたり、迷惑メールが来ることの原因は、知り合いの誰かがスマホを盗られてしまったとが理由の場合があります。

5.犯人はネットに繋げてしまったことで、情報を抜き出せなくなる?

盗難した犯人がうっかりさんの可能性もありますが、Apple製品お情報は広く出回っています。おそらく、ネットに繋がらない状態で一度、電源を入れ、個人情報などを抜き出し、そのあとSIMを入れてアプリなどにログインしてさらにログイン情報なども抜き出せたら”棚ぼた”といった感じなのでしょうか。

その後は、転売して終了でしょう。

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盗難されたiPhoneが見つかったイタリア人のケース

ロンドンのホステルに宿泊していたとき、働いていたイタリア人のスタッフが、ウェストロンドンのホステルでiPhoneを盗難され(どこのホステルかは不明)、1週間後にイーストロンドンで警察が見つけてくれたことがあったようです。警察から「iPhoneが見つかった」と連絡を受けた彼は、警察署に受け取りに行ったそうです。

どういう経緯で見つかったのかはわかりませんでしたが、おそらく盗んだ人が、必要な情報を抜き取ったり、ただ他人のiPhoneを使いたかっただけかもしれませんが、目的を果たしたあと、どこかに捨てたのでしょう。

盗まれても、見つかることはあるようです。その彼は、その後も使っていましたが、浮気監視アプリのような怪しいアプリなどを入れられることを考えると、使い続けるのも気が引けます…。

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iPhoneが盗難されたときにするべきこと

  1. 「iPhoneを探す」でロックをする
  2. 警察に被害届を出す
  3. 保険会社に相談する

盗難されたiPhoneが戻ってきたり、追跡できる可能性はかなり低いですが、二次被害や犯罪が増えないように取るべき対処をしましょう。

「iPhoneを探す」で反応した場所に、「盗難されたiPhoneが捨てられているかもしれない」、「犯人の手がかりがあるかもしれない」とおもい、その場所に行きたかったですが、さらに危険な犯罪に巻き込まれる可能性もあるため諦めました。泣き寝入りするのは悔しいですが、一般人に対する暴力事件が当たり前にあるのが海外です。

ネットで作成したポリスレポートで、「Gants hill」でiPhoneが見つかったことも報告し、後は警察に委ねることにしました。

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iPhoneが盗難される前にやるべきこと

  • 「iPhoneを探す」をインストールしておく
  • iPhoneのロック解除やアプリのログインにタッチIDを使用する
  • パスワードなどのセキュリティ情報をメモしない
  • 電話帳、写真などこまめにデータを消す
  • 遠隔操作できるSNSアプリやウェブツールを普段から使うようにする

スマホはいつも使うものなので、個人情報をまったく残さないことは難しいですが、普段から”どんなデータがどこに入っているのか”把握し、”外部から管理をできるシステム”や”ログインしにくい方法”を使いましょう。

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