海に囲まれた小さな島国マルタ共和国では、街の移動にフェリーやボートを使います。バスに乗る感覚で気軽に船での移動が楽しめるのもマルタの魅力のひとつです。
マルタの移動手段
マルタの公共の交通手段がバスだけだと知ったときは驚きました。調べてみると、マルタの面積は316㎢で、619㎢ある東京23区の半分ほどの小さな島で電車や地下鉄がありません。実際に現地で、マルタの中心部セント・ジュリアンからフェリーターミナルのある北端までバスで1時間だったので、バスだけの交通手段で十分なことがわかります。
電車がないため、マルタで移動する手段には、
- バス
- タクシー
- フェリー
バスだけじゃない!フェリーでバレッタに行ってみた
海に囲まれたマルタでは、公共のフェリーという移動手段もあります。フェリーのチケットは片道1.5ユーロ(約180円)、往復2.8ユーロ(約340円)とバスの料金と変わりません。
フェリーでは、バレッタの両隣にある町スリーマとコスピクア(ビルグ)へいくことができます。スリーマは繁華街でショッピングセンターや語学学校などが集まる地域です。ビルグは、歴史のある町で、1530年にマルタ島に到着した聖ヨハネ騎士団により建設されました。
フェリーチケットの買い方と乗り方
スリーマでチケットを購入する方法
スリーマのインフォメーション・オフィス近くに乗り場があります。Googleマップ上では、フェリーズ4付近です。
バレッタ発、スリーマ発は30分間隔で運行しています。ハイシーズンは早朝と夜にも船が出ています。フェリーのチケットの料金はハイシーズン(6月中旬〜10月中旬)もオフシーズンも変わらないようですが、19時以降の便は夜料金で片道1.75ユーロ(約210円)と高くなります。
出発時間の10〜5分前になると、スタッフの人が現れるので、列に並んでチケットを購入します。現金だけのようなのでなるべく小銭を用意しましょう。
英語もほぼ必要なくチケットが購入できました。
スリーマからのフェリーは、バレッタの北西側に到着します。スリーマ行きのフェリーはここから出発するので、観光が終わったら戻って同じようにチケットを購入します。
バレッタからコスピクア(ビルグ)行きのフェリーは、スリーマのフェリー乗り場と反対側にあり、バスターミナルやSpazju Kreattiv広場の近くにあります。スリーマのフェリー乗り場とは歩いて25分くらいの距離です。
バレッタ・フェリーのまとめ
バレッタースリーマ間は、バスだと45分(快速バスで20分)かかりますが、フェリーだと5分で着いてしまいました。スリーマからバレッタが見えますが、フェリーでだんだん近づいてくるバレッタを見るのは迫力があります。フェリーで簡単に移動できるマルタならではの楽しみですね。