イギリスの水回り汚い!白い汚れの原因は
イギリスでは、日本と比べてキッチンのシンクやシャワーなどの水回りが白く汚れます。これは、イギリスの水がマグネシウムやカルシウムを多く含む硬水で、ミネラルが石灰化したことが原因の水垢=ライムスケール(Limescale)です。
あまり掃除をしない家だと水回りはいつも白いです。
イギリスの水道水は飲むことはできますが、そのまま飲む人はあまりいません。ブリタで濾過してから使っていますが、ブリタ本体や濾過した水を入れたケトルの底にライムスケールが溜まってしまいます。ケトルの方がライムスケールが頑固にこびりついている気がします。煮沸させると硬水中に含まれるミネラルが沈殿するので、ブリタで濾過できなかったミネラルが結晶化しているのでしょうね。
そもそも、イギリスのブリタも日本と同じでカートリッジの交換期間は2ヶ月ですが、濾過する成分量が多いのに同じ2ヶ月でいいのか疑問ですが…。
ライムスケールを除去する方法
こびりついてしまったライムスケールは、金たわしやゲキ落ちくんで擦っても落とせませんでした。ライムスケールは、アルカリ性なので酸性の洗剤を使いて落とします。
クエン酸
エコで手軽な方法は、重曹とクエン酸を使って落とす方法です。ブリタの蓋などについた中程度のライムスケールは、クエン酸を吹きかけてしばらく置いてからこすり洗いすることで落とすことができました。
ケトルのそこにこびりついた頑固なライムスケールは、クエン酸だけでは落とせませんでした。
落とし方を調べてみました。
- ケトルに半分水を入れる
- ケトルを沸騰させる
- クエン酸パウダーを小さじ2杯を入れる
- スプーンでかき混ぜる
- 20分以上置く
- ケトルをすすぐ
レモン汁やビネガーもアルカリ性なのでクエン酸の代わりに使うことことができます。同条件で酸性度はクエン酸>レモン>酢です。
コカコーラでもライムスケールが取れるそうです。方法は、ケトルにコカコーラを入れて沸騰させたあと30分置いてからすすぎます。
重曹
- ケトルの底に重曹を撒き散らして数分間放置します。
- その後、柔らかい布で拭き取ります。
重曹(炭酸水素ナトリウム)よりアルカリ性の強い炭酸ナトリウム十水和物です。
専用の洗剤を使う
クエン酸と重曹を使って10分くらい置きましたがあまり変わりませんでした。洗う頻度が少ないと、石灰が重なって頑固になってしまうので、何度か繰り返したら落ちるのかもしれません。
ライムスケールが多いイギリスでは、専用の洗剤もスーパーやアマゾンで売っています。
- Oust
- VIAKAL
洗剤もクエン酸が入っているので、落とす原理は同じようですが濃度が違うのかしら。
ライムスケールを予防する
イギリスでは、ライムスケールを予防するためにシャワーを使った後のスプレーも売られています。白く石灰化したライムスケールを落とすのは大変なので、日頃の手入れが大切です。
ライムスケールを予防するスプレーは、「Limescale Preventer」や「Limescale Removal/Remover」と言います。
ライムスケールのお掃除に関連する英語
水垢 | Limescale |
水垢を落とす | Descale Limescale Removal/Remover |
ライムスケールの予防 | Limescale Preventer |
クエン酸 | Citric Acid |
重曹 | Soda Sodium Bicarbonate Sodium Hydrogen Carbonate |