海外旅行保険が大事なのはわかっていても、高額なので旅行のギリギリまで躊躇してしまって慌てて空港から申し込みをしたことはありませんか。ノマド流保険の使い分けと海外からでも申し込める海外旅行保険「World Nomads」の申し込み方法をお伝えします。
もくじ
イギリスのワーホリで海外旅行保険は必要?
旅行好きなほとんどの人が、海外旅行保険をかけるかどうか悩んだことがあるのではないでしょうか。とくに世界一周・ワーホリ・留学など長期の旅行となると保険をかけたほうがいいことはわかっていても、保険料も高額になるので躊躇してしまいますよね。
旅行保険をかける目的にとして大まかに以下の理由に分けられると思います。
- 盗難
- 健康、医療費負担
- 飛行機の遅延・ロストバッゲージなど
- 重症・死亡時の死体輸送費用
盗難
日本は本当に安全度の高い国なので、持ち物が盗難されるという経験はあまりないですよね。そんな日本と比べたら海外では盗難などの犯罪が多いです。
旅行中、ドミトリーやホテルなどに滞在する場合には、多くの人の出入りがあるため盗難される機会が増えてしまいます。また、観光で繁華街に遊びに行く場合も、スリや置き引きに遭うリスクが高くなります。
長期の海外滞在で自分で家を借りて生活する場合は、盗難のリスクは低くなります。安全な日本でももちろん盗難などの被害は起こりえますが、日本で生活していて盗難対策の保険には入っていませんよね。外国人だから狙われやすいというケースもありますが、海外だから盗難対策が必要なのかは疑問です。
健康、医療費負担
海外では、医療費が高いという話をよく耳にします。治療によっては確かに高額になりますが、風邪や小さな怪我程度であれば治療費は1〜2万円程度と日本と変わりません。日本では、国民皆保険制度で、70〜90%の費用が保険で支払われるので安くなっていますが、海外旅行保険が必須かどうかというと…。(個人的には自己管理のあまさでの体調不良は自費で支払うべきだと考えているので旅行保険は必要ないと思います。)
旅行中に事故や大きな怪我をしてしまった場合には、通院や入院が必要になり海外旅行保険の必要性やありがたみを感じます。不慮の事故やテロなどどこで何が起こるかわからない上に避けることも難しいです。
海外旅行保険に入っていなくても、日本で国保やプライベートの生命保険に加入していれば、海外で支払った医療費を請求できる場合もあります。
飛行機の遅延・ロストバッゲージなど
飛行機関連のトラブルは海外旅行ならではです。国内でも飛行機に乗る機会はもちろんありますが、チケット代は全く違いますね。航空会社によっては、フライトの遅延・キャンセルや荷物の補償をチケット購入時に選択することもできるので、海外旅行保険は必ずしも必要ではありません。
重症・死亡時の輸送費用
海外旅行保険の必要性を一番感じるのが重症・死亡時の搬送費用です。自力で動くことができなくなった場合、数百万〜数千万円かかります。自分で負担するには莫大な金額ですし、自分でなんとかできなくなってしまった場合には家族の負担になってしまいます。
ノマド流、海外旅行保険の使い分け方
現在、ワーホリでイギリスに滞在しています。イギリスのワーホリではビザ申請時に滞在期間中の国民健康保険(NHS)の料金を支払わなければなりません。強制的にNHSに加入しているので病院受診時の費用の心配はありません。NHSでは、受診が数ヶ月待ちや、満足な治療を受けられない場合もあるので、プライベートの病院にかかる場合には海外旅行保険に入っていた方がいいのかもです。
イギリスには約2年間滞在する予定で、基本的には学校へ行ったり仕事をするといった普通の生活をするので、盗難やフライト関連の事故に巻き込まれるリスクは低そうです。車にひかれたり通り魔に遭って怪我や死亡するケースも考えられますが、普通に暮らしていてその機会はあまり多くはありません。
海外で車にはねられたこともありますが…。
2年分の海外旅行保険に入るのは気が引けるため、海外旅行保険が必要なリスクが高くなりそうなときに一時的に保険をかけています。
- 最初の1〜2週間
- 短期旅行時
- 帰国時
とにかく、飛行機に乗るとき、ホテルに滞在するときなど移動するときには必ず海外旅行保険に入っています。出国〜到着後のしばらくはクレジットカード付帯の保険でまかない、短期旅行や帰国するときはWorld Nomadsの保険をかけるという方法をしています。
日本の海外旅行保険
3ヶ月以上の旅行や危険そうな国へ旅行する場合は、日本の海外旅行保険を使用していました。日本を出国してから保険をかけることはできないため、クレジットカード付帯の保険を利用するようになってからはあまり使っていません。
まとまった期間の旅行、渡航先のリスクが高い場合、英語が通じない国などで対応が面倒な場合に使うのがいいかと思います。
クレジットカード付帯の保険
クレジットカードの保険は、基本的なもので日本を出国してから3ヶ月以内の旅行に対して使用することができます。追加で支払う保険料もないのでお得です。
到着してから家が決まるまでの1〜2週間はホテルやドミトリーに滞在するため、盗難などの被害にあいやすくなります。家が決まってからも、土地勘がない上に生活用品を購入するために外出が増えたり、観光で繁華街に行く機会があったりなど事件や事故に巻き込まれるリスクがあがります。その期間はクレジットカード付帯の保険を利用します。
World Nomads
海外からでも加入できて、日本の海外旅行保険よりも割安なのでおすすめる海外旅行保険ですが、英語力が必要です。
安くて手厚い補償「World Nomads」の10個のメリット
- 海外から申し込める
- 保険料が安い
- 旅行先で料金が変わらない
- 日単位で保険料が決められる
- 旅行の途中で延長ができる
- ネットで申し込みが完結できる
- 高額な携行品に補償を付けられる
- 緊急の歯科治療がついている
- 乗り継ぎやフライトキャンセルにも対応している
- 自然災害やハイジャックなどの事故にも対応している
海外旅行前に慌てて海外旅行保険を申し込んだり、途中でプランを変えて旅行を延長したくなったときに保険の心配をしなくても済む点がWorld Nomadsの最大のメリットです。また歯科治療やフライトトラブル、テロなど幅広くカバーされています。
海外からでも入れる海外旅行保険「World Nomads」を申し込んでみた
今回は、イギリス滞在中に、ロンドンからオックスフォードへの旅行とスペインに旅行する2週間の期間に対して保険を申し込みました。エクスプローラーブランで77ドル(約8千円)でした。日本で申し込む海外旅行保険で、2週間の保険料を調べると5千円〜1万2千円なのでWorld Nomadsでも同じくらいの費用でした。
「World Nomads」の保険料を調べる
ここから保険料を調べられます。↓
- 渡航先をすべて記入します。
- 居住国を選択します。
- 旅行期間を選びます。
- 旅行者の年齢を記入します。
- 「Get a Price」で見積もりを出します。
国名を入力すると選択肢が出てきます。数カ国以上周遊する場合は、世界一周「Worldwide」、ヨーロッパ「Europe」、アジア「Asia」も選択することができます。
「Japan」を選択します。海外留学中やワーホリ中で海外に一時的に住んでいる場合も日本を選択します。
1日〜1年以内で保険をかけることができます。旅行期間が長い方が割安になります。
数字だけでOKです。「30歳」→「30」
「World Nomads」のプラン・保険内容の登録
- 「スタンダードプラン」か「エクスプローラープラン」を選択します。
- 寄付金額を選択します。
- 「Your High Value Items」ベースの補償に加えて、スポーツ用品・PCやカメラ・その他の高価な物品に対して補償をつけることができます。
- 「Make sure you're covered for all your adventures」
デフォルトで2ドルの寄付金が設定されています。寄付金を外すこともできます。
1アイテム$1,250.00(約13万円)、すべてのアイテムの合計で$2,500.00(約26円)まで補償をつけることができます。
危険なスポーツやアクティビティが補償に入っているか検索することができます。
契約情報の登録
- 氏名・メールアドレス・生年月日・電話番号を記入します。
- 請求先の住所を記入します。
- 「Terms & Conditions」に同意します。
日本の電話番号の場合、国番号(81)に続けて電話番号の最初の0を抜きます。「81-90-3201-0000」になります。
他に拠点となる住所がある場合は「Alternate Address」を追記します。
支払い情報の登録
- 支払い情報を登録します。
VISAまたはMasterCardのみ対応です。
すでに居住国以外に滞在している場合は、保険が有効になるまで72時間の待機時間がかかりますが、オンラインで申し込み〜決済までできます。保険会社とのやりとりや振り込みをする必要がなく、その場で契約が完結するので準備で忙しい旅行前にはありがたいです。
