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”物価の高さ”で知られるイギリスでの生活で、できるだけ出費を抑えたいですよね。特に外食費の高いイギリスでは自炊をすることが基本です。生活費を抑えるためにスーパーの選び方を解説します。

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イギリスで節約生活をするには?

ロンドンで外食すると、朝食やランチで1,000円〜2,000円、ディナーでは3,000円を超えてしまします。物価の高いイギリスでは、自炊をすることが節約の基本です。料理が苦手な人でも、イギリスでは、「Ready to Meal」と呼ばれるお弁当や冷凍食品の種類が豊富なので飽きずに楽しむことができます。

イギリスのスーパーで節約するポイント

  • スーパーを使い分ける
  • イギリスの大手スーパーマーケットだけでもかなりの種類がありますが、スーパーごとに価格帯や品揃えが違うので、購入する商品によってスーパーを使い分けましょう。

  • 大きい店舗ほど安い
  • 「Tesco Local」「Tesco Express」「Sainsbury's Local」「Waitrose Local」など「Local」や「Express」とついている店舗はコンビニやイオン系列のまいばすけっとのような店舗です。大型店より価格は割高になります。

  • まとめ買いをする
  • 「2 for 3」や「1 buy get 1」など、まとめ買いをすることでディスカウントがあります。「2 for 3」は、そのカテゴリーの商品3点を選ぶと2点分の価格で3点購入することができます(価格の高いものから2点)。「1 buy get 1」は、1点分の価格で2点購入することができます。イギリスでは、「2 for 3」が多いかな。

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ロンドンのスーパーマーケットの特徴(マーケットシェア順)

Tesco(テスコ)

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参考|BBC NEWS

イギリス最大のシェアを誇るスーパーマーケットチェーンです。駅の近くから郊外まで一番みかけるスーパーです。スーパーマーケット以外にも、金融、電気、SIMカードなどの通信事業、ガソリンスタンド、通信販売など幅広く展開しています。

店舗の規模の大きい順に「Tesco Extra」「Tesco Superstore」「Tesco Metro」「Tesco Express」があります。Tesco Expressは、ほぼコンビニのような感じです。

日本にも2009年12月にTescoが上陸したそうですが、2011年には撤退してしまったようです。イギリスだけでなく、フランス、ポーランド、ハンガリー、アイルランドなどヨーロッパ各国や、アメリカ、タイ、マレーシアなど十数ヶ国に展開しています。イギリス国内の店舗数は1,988店です。

Tescoでは、クリスピークリームドーナッツが販売されています。また、£3 Meals(スリーポンドミールズ)といって、サンドイッチ、スナック、ジュースを買ってたった£3のランチセットもお得です。

Sainsbury's(セインズブリー)

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参考|BBC NEWS

Sainsbury'sは、イギリスで2番目にシェアの多いスーパーです。価格帯や商品の品ぞろえなどは、Tescoと同程度といった感じです。Sainsbury'sでもTescoと同じく£3 Mealsがあります。感じの良い店員さんが多い印象です。

Asda(アズダ)

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参考|BBC NEWS

Asdaは、Tesco、Sainsbury'sに続き、イギリスで3番手のスーパーマーケットです。世界最大のスーパーマーケットチェーンであるアメリカののWalmart(ウォルマート)の傘下のスーパーです。郊外に多いスーパーマーケットなので、実際に行ったことはありません。Asdaの店舗数は642店舗です。イギリスではめずらしい24時間営業のスーパーです。

スーパーマケット事業以外にも、金融事業、携帯電話事業、不動産事業も手がけています。

Morrison's(モリソンズ)

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参考|BBC NEWS

Morrison'sは、イギリスに本社のあるスーパーマーケットで、テスコ、セインズベリーズ、アズダと並んでビッグ4とも呼ばれています。2018年4月時点で、店舗数は491店舗、店舗のほとんどが郊外にある大型店舗です。

ALDI(アルディ)

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参考|BBC NEWS

ドイツ系のディスカウント系のスーパーです。ヨーロッパ15ヶ国を中心に、アメリカやオーストラリアなど世界中に9,000店舗を展開しています。イギリスでもリーマンショックをきっかけにシェア5位の地位を確立しました。

Co-op(コープ)、Nisa(ニーサ)

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参考|BBC NEWS

イギリスの協同組合小売事業のブランドです。イギリスでもっとも店舗数が多く、4,000店舗以上あるスーパーです。価格帯はテスコやセインズベリーズと同程度で、小規模な店舗がほとんどです。雰囲気としては、イオン系のまいばすけっとのような感じで住宅地にさりげなくあります。日本人が多く住むエリアのNisaでは、納豆や焼きそばも売っていました。

Lidl(リドル)

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参考 |BBC NEWS

リドルは、ALDIと似た系統のスーパーで、リドルもドイツ系のディスカウントスーパーです。リドルは世界で5番目に大きい小売業者のSchwarz Groupの傘下で、世界中で10,000店舗以上も展開しています。イギリス国内では700店舗展開しています。

Waitrose(ウェイトローズ)

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参考|BBC NEWS

waitroseは、イギリスの商品を中心としたスーパーマーケットで、イギリス最大の従業員社数を誇るJohn Lewisパートナーの一員です。

王室御用達のスーパーマーケットとしても認定されている高級スーパーです。「Waitroseしか行かない」という奥様や富裕層も多いです。オーガニック商品やビーガン(ベジタリアン)用の商品も豊富に取り揃えていて、お気に入りのスーパーです。

メンバーシップは、無料で登録でき、オンラインショッピングや、店舗で購入した商品を自宅まで配送してくれるサービスもあります。会員には、お買い物をしたあとに無料でアメリカーノやカプチーノ、紅茶などのドリンクをもらえるフリードリンクサービスがあります。Waitorose localという小さめの店舗もあります。

※2019年夏頃より一部店舗ではフリードリンクサービスが終了しました。

9.Iceland(アイスランド)

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参考|BBC NEWS

アイスランドは、冷凍食品が安いスーパーです。野菜や冷蔵食品、パンなども売っていますが価格は普通くらいです。

10. M&S(マークス・アンド・スペンサー)

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参考:BBC NEWS

正式名称は「Mark's & Spencer」と言います。スーパーマケット以外にも、衣料品、家庭用品の販売店舗があり、イギリスの大手多国籍小売店です。M&Sの系列には、PRIMARK(プリマーク)という価格の低い衣料品販売店もあります。M&Sは、waitroseに続くおしゃれで高級なスーパーです。価格は少しwaitroseより安いといった感じです。

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ロンドンのスーパーの価格を比較!スーパーの選び方

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イギリスのスーパーでもっとも安いと言われるのが、ドイツ系のスーパーマーケットチェーンの「Lidl」と「ALDI」です。パスタ麺なら0.4ポンド〜、トマトソースは1ポンドから購入できます。ペンネやクスクスなどのお惣菜も2ポンドで売っています。続いて価格が安いスーパーは、「Morrison's」です。「Lidl」「ALDI」「Morrison's」は郊外に店舗が多く、イギリスに来たばかりの頃はあまり見かけることはないかもしれませんね。個人的にロンドンの「ALDI」は、オーストラリアや他のヨーロッパの国と比べると店舗が狭めであまり好きではありませんでした。マンチェスターなどの地方では、店舗が広く品揃えも豊富でした。

イギリス1位、2位のシェアを誇るスーパーマーケット「Tesco」と「Sainsbury's」は、イギリスで一般的な価格帯のスーパーマーケットです。どちらも、「£3 Meal」と呼ばれるサンドイッチ、スナック、ジュースのセットが販売されています。「Tesco」「Sainsbury's」は、駅や大通りにたくさんあるので、どこに滞在しても見つけることができます。

「Iceland」では、冷凍食品が安く購入することができます。お惣菜だけでは飽きてしまうので、ピザやキッシュなどもおすすめです。インド料理やアジア料理などのエスニックな冷凍食品も多数あるので、飽きずに食べられます。

イギリスで高級スーパーに分類されるのが、「Waitrose」と「M&S」です。ほかのスーパーに比べると少しだけ、高めの価格ですがクオリティは高いです。オーガニックなどの商品も多く取り揃えています。おしゃれな商品も多いのでお土産探しにもおすすめです

野菜、生鮮食品

野菜や生鮮食品、オーガニック商品を買う場合は、「Waitrose」に行きます。フルーツは「M&S」の方が安い印象です。

冷凍食品

ピザやパイなどブランドや品質に違いがあまりなさそうなら、「Iceland」「Tesco」で購入することが多いです。「Tesco」の冷凍フルーツはまとめ買いで安くなるのでお気に入りです。

保存食

缶詰やインスタントラーメンなどは「Tesco」「Sainsbury's」が多いと思います。辛ラーメンは「Sainsbury's」が安いです。Amazonもチェックしています。

惣菜、お弁当など

やっぱり味的には「Waitrose」「M&S」が美味しいと思います。「M&S」では、オーブンに入れるだけの「Dine In for £12」というセットがあり、メイン・サイドディッシュ・デザート・ワインを12ポンドで購入できるセットもあります。

ビール

ビールの値段は「Tesco」「Sainsbury's」が安いことが多いです。バドワイザーやハイネケン440mL缶が0.8〜1.2ポンド(110円〜150円)で購入することができます。「M&S」はあまりビールの品揃えが少なくIPAなどのお洒落エールしかない印象です。

イギリスでは、スーパーマーケットにも格式があります。イギリス人の友人といるときに「Waitrose」に行こうとしたら「Rich woman lol」と言われました。価格帯で格式のようなものがあるイギリスのスーパーですが、高級スーパーと言われる「Waitrose」などでも商品によっては他と変わらないこともあります。

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