先日、どうしてもな用事があったので、約5ヶ月ぶりに公共交通機関に乗ってロンドンセントラルに行ってきました。ロンドン・セントラルに行くのも、家から徒歩圏内以外に行くのも、公共交通機関に乗るのも久しぶしすぎて新鮮でした。現在のロンドン・シティの状況を報告します。
もくじ
再びロックダウンの恐れがあるロンドン
イギリスではロックダウンが一度解除されたもの、感染者が再び増加し8月に入ってコロナ第2波で再びロックダウンの可能性があると報道されています。
3月23日から5月13日までロックダウンが実施され、6月以来段階的にショップやレジャー施設が営業を再開しています。
現在のロンドンの状況は?
繁華街の様子
ロンドンの街中では、コロナと最前線で戦ったNHSを称えるフラッグがそこかしこに飾られています。イギリスのこうゆうところが好きだけど、装飾費を経済や医療にまわさないのか、とも思ってしまいます。
コロナ前は歩くのが大変なくらい混み合っていた繁華街ですが、現在は2割減くらいの人混みでした。それでもこんなに出歩いている人がいて驚きましたが。
外を歩く場合は、マスクの着用は制限されていません。繁華街を歩いていてマスクを着用している人は少なかったです。お店に入る時だけマスクを着用するので、落としたマスクのごみが多かったです。コロナの流行以来、街中に「Keep Social Distance」の掲示がたくさんありますが、現在ではソーシャルディスタンスはほとんど守られていません。
公共交通機関の状況
バスでセントラルへ行きました。公共交通機関を利用するときはマスク着用が義務付けられています。運転手さんにアイコンタクトしたつもりが、うっかりサングラスもかけていたので、無反応なのは当たり前ですね。
平日のお昼過ぎだったので乗車客は少ないですが、コロナ前と比べると1、2割減といった感じでした。バスの2階に座っていましたが、10人前後いる中、3割くらいの人がマスクを着用していませんでした。バスの中は冷房などなく、暖かい日だったので体調の悪人もいるかもしれないのでしょうがないですが、マスクを着用していない人ほど電話や同伴者と話したりしていたので、ちょっとな、と思いました。
イギリス政府が公共交通機関やスーパーでのマスク着用の義務化を発表した際、スーパーによっては、罰則を規制しないと発表しているところもありましたが、地元のスーパーや小売店ではほぼ全員がマスクを着用してたので、イギリス人の民度の高さとバスでギャップに驚きました。
ハイド・パーク
日光浴が好きなイギリスでは、天気のいい日には公園に人が集まります。ハイド・パークでは、夏らしくデッキチェアが置かれ、人もそこそこいました。
カフェ・レストランの状況
カフェやレストランの営業が増えてきましたが、まだイギリスでポピュラーなチェーン店のCOSTAやPret A Mangerは、シティの方が閉店しているお店が多かったです。3~5割りくらいの店舗がしまっている印象でしたが、順次オープンの準備を進めているみたいです。テイクアウェイやテラス席のみ利用できる店舗も多いです。
デパート・小売店の状況
カフェやレストランと比べると、デパートやショッピングセンター、ファッションのお店などはほとんど営業しています。店内は、コロナ前と比べると人はまばらですが、商品を手にとって合わせたりと、普通にショッピングをしていました。店内に入るときはマスク着用をするべきですが、マスクをしていない人もいて、警備員や店員がとくに注意するということもない様子でした。
さすが!Appleストアの接客
Appleストアでは、入店前に係員のチェックがありました。来店の目的を聞かれ、検温、マスクも配っていました。店内に入ると1組にひとり店員さんが付いて案内をしてくれます。商品の紹介前、店員さんが商品に触る前、触った後、お客が商品に触る前と説明の間に何度もアル綿でデバイスを拭いて消毒をしていました。もちろん店員さんは全員マスクを着用しています。
世界中が苦しい状況を我慢した結果が、台無しにならないでほしい
ロックダウン以来、近所の散歩と食料品を買いにしか外に出ていませんでした。引きこもり体質なので不便は感じてませんでしたが、やっぱり新しい刺激を受けると元気になりますね。生活必需品も服などの贅沢品もオンラインで購入できますが、ファッション店がオープンしていて、手にとって商品を選ぶ人がいるというのは人間にとって必要な体験なんだな、と感じました。
ただ、ロックダウン中はみんな”これでもか!”っていうくらい距離をとっていたのに、ロックダウンが解除された途端、ソーシャルディスタンスが甘くなってしまった点は残念でした。
そしてコロナ禍での引きこもりの弊害として、英語力、特にスピーキング力がかなり落ちてしまいました。自由に行きたいところに行けること、人と接することの大切さを改めて感じました。
