2020_05 minimal traveler, eyecatch, earplug

周りの音が気になって眠れないときや、飛行機に乗るときに便利な耳栓を購入してみました。耳栓の選び方、使ってみた感想をまとめています。

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耳栓が必要だなと感じるとき

周囲の音が気になってしまうときがありますよね。仕事中や睡眠時に周囲の音が気になることが多いと思います。

ロンドンでシェアフラットをしていますが、シェアメイトが帰宅する時間が深夜1時や2時をまわることも。最近、睡眠アプリ「AutoSleep」で記録をつけるようになって気が付いたことは、夜中自分が目が覚めてしまった感覚はあったけれど、睡眠アプリ上でも覚醒状態まで睡眠が妨げられていることがわかりました。パリピみたいにものすごくうるさいわけではなく、注意するもの面倒なので、耳栓を購入してみました。

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耳栓の選び方

性能から選ぶ

Tips

耳栓の遮音性(dB)は 「現在の草本レベル」ー「NRR値またはSNR値」 で表されます。

minimal traveler, earplug, noize003

参考:OZAMIリビングクリエイター

  • 60dBは人間がうるさいと感じる最低ライン
  • 50dBは家庭用クーラーの音レベル
  • 40dBは図書館の音レベル
  • 30dBはささやき声レベルとなっています

一般向けに販売されている耳栓は、NRR20前後なので普通の環境から遮音性(dB)を差し引くと、ささやき声レベルまで静かになりそうです。

NRR

NRRは「Noise Reduction Rating」の略でEPA(米国環境保護局)で規定されている値です。主にアメリカやカナダなどの北米で用いられています。

NRRは耳せんやイヤーマフ等の防音保護具を装着した時に、98%の人がこの値以上の防音効果を得られる数値とされています。

SNR

SNRとは、「Single number rating:単一数評価値」という数値で、主にEU(欧州連合)で使われている防音保護具の遮音値を示す値です。

SNRとNRRの違い

ある周波数の音を少しずつ大きくしたときに聞こえたポイントでの音量と耳栓などを着用したときの差を計算します。SNRもNRRも被験者の人数や、測定回数が異なりますが、テスト方法はほとんど同じです。

SNRは1標準偏差(標準偏差:データのばらつき)で計算され、NRRは2標準偏差(標準偏差を2倍で表した値)で計算されます。そのため、同程度の遮音性があるものでも、SNRの方が数値が大きくなります。

形状から選ぶ

スポンジタイプ

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昔からよく見かけるタイプの耳栓です。耳栓をつぶして耳に入れ、時間がたつと膨らむので耳にフィットします。耳の大きさと合っていないと圧迫感を感じます。

フランジタイプ(プラグタイプ)

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フランジタイプの耳栓は、ヒレが層状になっています。シリコン素材のものは水洗いすることができます。フランジ(=ひっぱる部分)がついているので、他のタイプに比べて簡単に着脱できます。ヒレが硬いと違和感を感じる場合があります。

シリコン粘土タイプ

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シリコン粘土タイプの耳栓は、粘土のように耳の形に合わせてつけることができます。耳の穴にかぶせるといった感じなので、圧迫感を感じにくいです。水洗いもできます。

デジタルタイプ

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ノイズキャンセル機能を使った耳栓です。見た目は普通のイヤホンをしているようにしか見えません。周囲の環境騒音を排除して、人の声や着信音などの必要な音は聞こえます。

耳栓を選ぶときの注意点

  • 同じNRRやSNRの数値でも周波数によって遮音性は異なる
  • 用途によって向き不向きがある
  • 付けてみないととフィット感がわからない
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耳栓を購入してみました

シリコン粘土タイプ「Mack's Pillow Soft Silicone」

シリコン粘土タイプの耳栓で、アメリカではベストセラーの商品です。アメリカの医師達が、水泳やシャワー時の耳の密封、外耳炎の予防、飛行機での不快感軽減、騒音の軽減などの用途で使用に勧められていて、全米水泳協会のオフィシャル製品です。遮音性は22dBです。

フランジタイプ

Quietideの耳栓は、独自開発のフィルターを搭載し、周囲の騒音のボリュームを調整でき、睡眠にさえ適当なあなただけの環境が作れます。外界音を完全に塞ぐのではなく、高い音から低い音までの全ての音域で音圧を31dB 遮音します。アラームや警報などの必要な音は聞き逃しません。

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業界トップのノイズキャンセリング機能のノウハウを使った耳栓です。適度にノイズをブロックしながら、穏やかなサウンドを再生することができます。

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耳栓を使って寝てみた!その効果と感想?

フランジタイプとシリコン粘土タイプの耳栓を購入してみました。

イギリスでレビューが高かったので、「Sonica」というブランドの耳栓を購入してみました。ヒレ部分が柔らかく耳が痛くなることはありませんでした。入れるだけでは防音性がないので、ヒレの間の空気を抜くように少し押し込むと、うまく遮音できました。

Mack'sのシリコン粘土タイプは、そのままだと大きいので半分にちぎって使用しました。耳の穴周りを塞ぐ感じで使うと、圧迫感やムレ感もなくて良かったです。個人的には、フランジタイプよりも遮音性が高く、周りの音はほぼ聞こえませんでした。6ペアで800円なので、ちぎって使う場合1回あたり66円と安価なのに、防音性は高くてコスパがいいですね。

「Sonica」のフリンジタイプは、クラブでDJをする人などが使うようなので、”音量が下がる”といった感じです。日常生活や静かな環境なら外部の音はほとんど気にならなそうです。用途によって使い分けるのが良さそうですね。

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