中世の建築物や美術館や博物館、世界中から多種多様な民族が集まり世界的な感性も洗練されているロンドンは、人気の旅行先です。しかし、多くの観光客が集まるロンドンでは盗難やスリなどの犯罪が多く発生しています。
先日のMacbook盗難事件に引き続き、買ったばかりのiPhoneをロンドンの繁華街でスられる!という事件が起こりました。
もくじ
ロンドンの治安は?
日本は落とした荷物が戻ってくる、いきなり襲いかかってきたりする人がいないなど、安全な国に慣れてしまっている私たちにとっては、海外の治安はとても悪いです。
ロンドンの治安は最悪!?
実際に、「ロンドンの治安がどれほど悪いか」のか調べてみました。世界の街の犯罪または安全度をランキングにしているサイトでロンドンの治安をみてみると、安全度は319シティ中219位でした。ちなみに、日本の東京は6位、大阪は4位です。
同じランキングで、ヨーロッパだけで比較してみても、ヨーロッパの街107件中ロンドンは98位と最低に近いランキングです。
ロンドンのエリアと治安
出典|Wikipedia
ロンドンシティは大きく分けて、ロンドン中心部、ノース・ウェスト・サウス・イーストロンドンの5つに分けられます。
比較的治安がいいと言われているのは、ノースロンドンとウェーストロンドンです。イーストロンドンやサウスロンドンでは移民が多く、低所得者が多いエリアがあります。最近ではサウスロンドンは開発が進んでいて、安全になってきたという話もききます。エリアごとに治安がいい、悪いと言っても、一つ隣の駅に移動するだけ、道路を一つ挟むだけでも、治安や街の雰囲気はかなり違います。
ロンドンシティ内
中でも、観光スポットが多くあり、観光客がたくさん集まるロンドン中心部では治安は激ヤバと言っても過言ではないでしょう。ロンドン中心部での犯罪は、人通りも多いため、暴行や性的暴行などの犯罪は減りますが、盗難、スリなどの軽犯罪は多く起こります。危機管理の低い日本人、アジア人は狙われやすいですが、ロンドンでは外国人観光客だけでなく、イギリス人も多く被害にあっています。
ロンドンでiPhoneが盗難されたときにすること
ロンドンシティでiPhoneやスマホが盗難されたときにに素早く、的確に対処するための方法です。
- 置き忘れ、しまい忘れがないか、再確認する
- 盗難に気づいてからなるべくすぐに他の人にも確認してもらう
- 自分の見落としを防げる
- 第三者の証言が得られる
- 犯行現場、時刻、CCTV(監視カメラ)の位置などを確認する
- ホテルや商業施設にいる場合は、スタッフに報告する
- 不審者に注意をはらってもらえる
- 後からでてくるかもしれない
- 「iPhoneを探す」からロックをかける
- 最寄りの警察署へ行く
- パスポートまたはIDカード
- シリアルナンバー、購入時期、購入価格などがわかるもの
- 盗難品の写真など
- 現場の写真
- 保険会社に連絡をする
- パスポート
- ポリスレポート
- 盗難された商品の所持がわかるもの(保証書、領収書、取説など:保険会社の指示にしたがってください)
- 購入金額、購入時期がわかるもの
- シリアルナンバーなど、商品のモデルを確認できるもの
iPhoneがなくなったことに気がついたとき、かなり焦ってしまいますよね。海外に来て、慣れない環境で注意が散漫になっている可能性があります。周りを巻き込んで大事にする前に、自分でよく確認しましょう!
自分で、盗難にあったことに気づいたら、なるべく早く、周りにいる人にも一緒に状況を確認してもらいましょう。スリにあった時点で気がついたときは、周りにいる通行人に声をかけるのも手です。他の人に確認してもらうことで、
といったメリットがあります。後々、証言を提出してもらうこともできるように、信頼できそうな人であれば連絡が取れるようにするとベターです。
iPhoneやスマホの盗難に気がついたときは、今後の警察の捜査がスムーズに行くように、犯行現場、時刻の確認、近くにCCTV(監視カメラ)があったかどうかなど確認しましょう。ポリスレポート(被害届け)を作成するときにも役立ちます。友人といる場合、他にスマホなどを持っている場合は、写真を撮っておくと時間やGPSで位置情報も記録できるので良いでしょう。
ホテル内での盗難や、カフェやレストラン、デパート、観光地などにいる場合は、そこのサービススタッフにまず相談しましょう。スタッフに相談することで、
ことへの対処をします。施設によっては、「紛失届け」を書くこともあります。
iPhoneやMacbookを使っている人は、所持品が盗難されたことがわかった時点で「iCloud」または「iPhoneを探す」からデバイスのロックをかけましょう。
最寄りの警察署へ行警察署への相談も早めに行いましょう。早めに行くことで、事件が起こってからの時事確認をする意味にもなります。警察署では、「ポリスレポート」と呼ばれる被害届けを作成します。盗難被害にあったとき、警察にもっていくといいものは、
などです。英語に自身がない人でも写真を見せることで状況を伝えやすくなります。少なくとも、パスポートや身分証明になるものは必ず必要です。イギリスでは、オンラインでも警察署でも「ポリスレポート」を作成することができます。ポリスレポートを作った後に受け取る「Crime Reference Number」は旅行保険の請求や、事件の経過を確認するときに必要となるので大切に保管してください。
盗難・紛失に対応した海外旅行保険に加入している場合は、保険会社にも連絡をします。ヨーロッパでは時差があるため、電話での連絡をすぐにするには大変ですが、オンラインでの申請もできるので、保険会社への連絡も早めにしましょう。
正式に保険の書類を用意するときは、以上のものが必要になりますが、まず保険会社に連絡するというときはパスポートとシリアルナンバー、購入価格と購入時期がわかるものが手元にあるとスムーズです。
ロンドン「レスタースクエア」でiPhoneをスられた経緯
先日の記事で、ロンドンに来て早々にMacbookの盗難にあいました。Macbookは高額なので、新しいものを買うとしてもなかなか熟考が必要で、1ヶ月後に日本からロンドンに遊びに来る友人に持ってきてもらうことにしました。それまでのつなぎとして、現在3年くらい使っているiPhoneの寿命が近そうなこともあり、新しくiPhoneを購入することにしました。今使っているのがiPhone SEなので、最近のiPhoneであればどれでも画質は格段に上なので、費用を抑えられた方がいいということで、iPhone 7 plusを購入しました。
ロンドンに来てから1ヶ月以上経っていましたが、ロンドン中心部には、不動産会社に寄るために1度だけ行っただけ、暗くなってからは出歩かないので、夜17時以降はほとんど外出したことがありませんでした。
友人が遊びに来て、初めの何日かは海外慣れしていない友人が心配でかなり周囲に気を張っていましたが、友人のロンドン滞在最終日となり、今まで何もなかったのですっかり気を緩めていました。
2月14日、バレンタインデーということもありロンドンシティは混雑しているなか、事件が起きました。
まっすぐ帰るか、PUBに寄っていくか話しながら歩いていたところ、友人と並んで歩いている内側のコートのポケットが引っかかったような感覚がありました。ふと後ろをみると至近距離にイスラムの女性が身に付けるヒジャーブをまとったような黒ずくめの女性のような姿が見えました。普段からパーソナルスペースに人が入ることに敏感ですが、人といたことで今回は初動が遅れてしまいました。コートが引っ張られた感覚から2,3歩歩いたところでスマホがないことに気がつきました。しまい忘れも考えましたが、基本的にバッグは持ち歩かず、この時期はコートの定位置に入れていたので、「スられた!」とわかりました。あたりを見回してもそれらしい人影は見当たらず、交差点の近くだったため、どの方向に犯人が行ったのかもわかりませんでした。
iPhone盗難時にしたこと
その場でできること
iPhoneの盗難に気づいてからすぐに、周りを見回しましたが、犯人らしき人影は見つからず、友人のスマホから電話をかけてもらいました。不幸にも、ロンドンのSIMカードを2枚持っていて、ひとつは友人に、プリペイドが切れたSIMを当日私のスマホに挿していました。おそらく、私のスマホに入っているSIMのデポジットが切れていたせいか、電話の呼び出し音すら鳴りませんでした。または、すでに電源が切られている可能性もあります。
盗難時の現場の状況や場所を覚えておくために、友人のスマホで現場の撮影をし、他の貴重品が安全か確認も行いました。
電源が切られている可能性が高い、電源がついていてもSIMがきれているのでオンラインに接続できない状態なので、「iPhoneを探す」デバイスの追跡はできませんし、しばらくは犯人も電源をいれることはないと考えられるので、ロックをすることは最優先事項からはずしました。動揺していて、人のデバイスからログインした後の同期設定回避などいろいろめんどくさかったという理由もあります。できることなら、なるべく早めに盗難されたデバイスのロックもしましょう。
警察に行く
Google Mapや周囲の人に尋ねながら、最寄りの警察署に行きます。盗難にあったのが20時、夕食もまだ食べていないし、明日の友人のフライトが早朝なので警察にいくべきかどうか悩みましたが、警察には早めに行くに越したことはありません。
イギリスの警察では「ポリスレポート」と呼ばれる被害届は、警察署でもオンラインでも作成できます。今回行った、レスタースクエアから一番近かった警察署では夜も遅くなってきた時間でも10組以上の人たちが並んでいました。被害者も多く、それぞれの時事情を聞き取ることは難しそうで、事情を話して、オンラインでの「ポリスレポート」の作成のチラシをもらって終わりました。
今回のように、警察署の場所や時間帯によってはその場でレポートを作ることはできない場合もありますが、状況の緊迫感を伝えるためにも、出来るだけ早めに警察署に行きましょう。今回はショックが大きかったため、状況が落ち着いてから自宅でポリスレポート(被害届け)をオンラインで作成しました。
海外旅行保険の申請方法
今回はAIUの海外旅行保険を使いました。AIUでは、オンラインで「携行品損害保険」の申請をし、申請書を郵送することで手続きが完了します。海外旅行保険の「携行品損害」では、1年間に申請できる上限額、1度の盗難で3アイテムまで、補償額30万円までの保険が多いです。iPhoneなどのスマホ以外にもケースを使用していた場合は、そちらも別途補償請求しましょう。
旅行保険の申請に必要なもの
- パスポート
- ポリスレポート
- 盗難された商品の所持がわかるもの(保証書、領収書、取説など:保険会社の指示にしたがってください)
- 購入金額、購入時期がわかるもの
- シリアルナンバーなど、商品のモデルを確認できるもの
ロンドン旅行や留学での盗難対策
海外旅行では、「盗難はつきもの」というイメージがありますが、イギリスに来て初めて盗難にあったということがかなり衝撃的です。なかでもiPhoneは本体自体の値段も高価で、そのもの自体の価値が高いのでもっとも盗難されやすいアイテムといっても過言ではありません。iPhoneは価値が高いだけでなく、使用者も多く、最近にデバイスは大きいので、持っている手に力が入りにくい、すぐに取り出せるところに持っていることが多いということも、狙われる原因になります。
せっかくの海外なので、ずっと怯えながら過ごすのは嫌ですよね。今回の事件で学んだ、海外旅行や留学での盗難対策は、
- 必ず、海外旅行保険に加入する
- 10万円以上の高価な品は避ける
- iPhoneを探すなどのGPS情報を登録しておく
- データのバックアップを取っておく
- アカウントの管理をしっかりしておく、把握しておく
- 友人の電話番号などの管理をしっかりする
- 自分の鍵を持っていく。3桁の鍵はNG
- 高価なものを人前で使わない
- 現地SIMカードを購入して、電話番号を持つ
- 現地で浮く服装・格好をしない
- 浮かれない・はしゃがない
このサイトを見ていただいている方には、Apple製品を1ヶ月ちょっとの間に2回も盗難されて、間抜けな人間に思われるかもしれませんが、バックパッカー仲間からも、盗まれそうなタイプではないとお墨付きをいただきました。「まさか自分は大丈夫だろう」と思いがちなことが実際に起こりました。
iPhone盗難事件の反省と気がついたこと
レスタースクエア周辺の警察署では、被害者のほとんどがアジア人女性でした。カップルやグループの場合、イギリス人やヨーロピアンやアジア人同士でも、狙われたのはアジア人女性だけです。受付の待ち時間、何組かと話をしたのですが、私たちと全く同じパターンで、手を繋いでいる側の女性のポケットからスられる場合が多く、カフェでテーブルの上にスマホを置いていたところをスられた人も見受けられました。アジア人の危機管理が低いこと、身体が小さいこと、強く主張せず泣き寝入りしてしまうことなどが狙われるリスクとなっているように思います。
今回の敗因は、気が緩んではしゃいでしまったこと、自分が今どこにいるのかすべて人任せにしてしまいちゃんと把握していなかったことだと思います。自分が海外生活をしている中でも、日本人をはじめ、アジア人観光客の服装は目立ちます。現地の若者に馴染むファッション、ガイドブックや大きな荷物など観光客感を出さないことも防犯対策には重要です。