マルタの交通事情
マルタは、東京23区の半分ほどの面積の島で、公共の交通手段には、電車はなく、バスとフェリーしかありません。マルタに行くまでは
タリーニャカードとは?
「タリーニャカード」とは、日本で使う、suicaやPASMOのようなタッチ式のカードです。
タリーニャカードは、顔写真付きの個人登録をしたカードで、登録者本人しか利用することができません。登録することで、
- 半額の75セントでバスに乗ることができる
- 残高を心配する必要がない
- 一生使える
マルタのバス料金は夏場のハイシーズンと冬場のオフシーズンで料金が変わります。ハイシーズンは1チケット2ユーロ、ローシーズンは1チケット1.5ユーロです。個人登録したタリーニャカードでは、1年中半額以下の75セントでチケットを購入することができます。
近くにチケットセンターがなくても、アプリやオンラインでチャージすることができます。英語が不安な方にもおすすめです。
短期の旅行でタリーニャカードを買わない場合は、チケットオフィスでトラベルチケットを購入するか、バス乗車時に運転手から直接チケットを購入することができます。
タリーニャカードの種類
タリーニャカードには5種類あります。
- 大人用カード
- 学生用カード
- 子供用カード
- 障害者・高齢者カード
- ゴゾ島民用カード
障害者・高齢者用カードやゴゾ島民用カードは、マルタやEUの証明書が必要なので、私たちが利用できる大人用カードや学生用カードについて紹介します。
登録したタリーニャカードのバス料金はどのカードでも75セントですが、1ヶ月あたりの上限料金が違います。大人用カードでは、1ヶ月の上限料金が26ユーロです。1ヶ月の間に35回以上バスに乗ると、それ以上バス料金は加算されません。朝晩バスに乗る人にはありがたいですね。学生カードでは、1ヶ月間の上限が21ユーロ、3ヶ月間の上限が55ユーロです。
マルタ政府の政策で、14歳〜20歳までの子供用カード利用者と、学生カード利用者(年齢不問)では、”使った分の利用料が翌月戻ってくるという方式”で、実質無料でバスに乗れます。
タリーニャカードの申込手順
Malta Public Transportのページから申し込みをします。
- 氏名・パスポート番号・メールアドレスなど基本情報を入力します。
- 障害者カード(CRPD)を持っている人はチェックを入れます。
- 認定された学生証があり、マルタに3ヶ月以上滞在する場合は、「I am student...」のチェックボックスにチェックを入れます。
- 住所を入力します。
- パスポートの写真のページをアップロードします。
- タリーニャカードの証明写真に使う写真をアップロードします。
- 登録内容を確認し、[Submit]をクリックします。
- 料金の支払い画面へ進みます。
タリーニャカードの初期登録で支払う費用は、チャージする分以外に、登録手数料と郵送料がかかります。
登録費用 | €10 |
郵送料 | €2.26 |
ミニマムチャージ | €20 |
合計 | €32.26 |
---|
登録手数料や郵送料はかかりますが、16〜21回以上(シーズンにより異なる)利用すると元をとることが絵できます。最初の登録時に支払うミニマムチャージで26回分のチケットを購入することができるため、最初のチャージを使い切れば、元がとれます。
郵送料がかかってしまいますが、マルタ国外にも発送することが可能です。
実録!1週間で手に入ったタリーニャカード
タリーニャカードの公式では、タリーニャカードの申し込みから手元に届くまで2週間とアナウンスされています。スリーマのチケットセンターで、タリーニャカードを購入したいと尋ねたら、「届くまでに3週間はかかるから、2ヶ月の滞在では買えない」と言われてしまいました。
住む家が決まったので、実際に自分でオンラインで購入してみると、申し込みしてから1週間で手元に届きました。
書留で送られてくるので受け取り時にサインが必要です。私が学校に行っている間にホストのおじいちゃんが受け取ってくれていました。オンライン登録時の写真サイズが悪かったのか、証明写真部分に謎の隙間ができてしまいました…。
今回のマルタ滞在では、あまりバスに乗っていませんが、マルタは温和な雰囲気で街並みが綺麗なのでまた訪れたい国なので、一生使えるタリーニャカードを作ってみました。