最近は、ほとんどの場所でクレジットカードやデビットカードの支払いができるので、海外旅行も簡単にできるようになりました。しかし、少額の買い物やチップの支払い、いざというときのために多少現金も必要です。
現地の両替所で日本円から現地の通貨に両替する方法はおなじみですが、両替所に掲示されているレートの「We Buy」「We Sell」のどちらの数字を見ればいいのかわからなくなりがちですよね。
現地の両替所で両替
街の両替所はどこにでもあり、観光地にはたくさんあるので観光のついでに立ち寄れて便利です。レートのいい両替所を見つけることができれば、空港で両替したり海外キャッシングで現地通貨を引き出すより安く両替することもできます。
しかし、レートのいい両替所を探して歩き回る時間や手間を考えると、限られた観光の時間が減ってしまうのでメリットもあります。
日本円(他の国の通貨)→現地通貨の両替をする場合は、
「We Buy (外貨)」のレートを確認します。
「外貨÷レート」で計算します。割り算なので、レートの数字が小さい方がお得に両替することができます。
現地通貨→日本円(他の国の通貨)へ両替する場合は、
「We Sell (現地通貨)」を確認します。
「現地通貨 × レート」で計算するので、レートの数字が小さい方がお得に両替することができます。
主語が「お店」というポイントを抑えておけば、忘れてしまっても理解できます。
基本的に、欲しい通貨の現地で両替をした方がレートがいいので、心配性な人や、両替所がないような場所へ旅行する予定でなければ、「We Sell」のレートを使う機会はあまりありません。
以前、イギリスの両替所で「日本円→ユーロ」に両替したときに、「日本円→ポンド→ユーロ」と両替され、二重に手数料がかかってしまったことがあります。外貨から第3国の通貨に両替は絶対しないようにしましょう。
現地で外貨宅配
海外でも外貨宅配のサービスがあります。自宅にいながら両替をして現金を受け取れるのは便利です。街の両替所のように数店舗を巡ってレートを比較する手間もありません。
イギリスの外貨宅配サイトを調べていたのですが、ウェブサイトでは実店舗の両替所と「Sell」「Buy」の主語が逆になっていることがあります。日本円から現地通貨に両替するときは、実店舗の両替所では「(We) Buy」でしたが、オンラインでは、「(You) Sell Currency」と表現しているサイトがいくつかありました。他にも、
- Sell Cash
- Sell Money
- Sell Back
- Buy Back
と表現します。外貨(現地通貨以外)を「Foriegn Currency」や「Travel Money」と呼びます。