イギリスでは、朝早くからカフェが賑わっています。イギリスで一番美味しい料理のひとつ「イングリッシュ・ブレックファースト」がおすすめのカフェをまとめました。
もくじ
- イギリスの朝食「イングリッシュ・ブレックファースト」って何?
- イングリッシュ・ブレックファーストは超高タンパク質な朝食
- イングリッシュ・ブレックファーストが楽しめるロンドンのカフェ12選
- Hawksmoor Guildhall(ホークスムーア・ギルドホール)
- The Breakfast Club(ザ・ブレックファースト・クラブ)
- E Pellicci(イー・ペリッチ)
- Terry's Cafe(テリーズカフェ)
- Caravan King's Cross(キャラバン キングスクロス店)
- Dishoom(ディッシューム)
- Maggie’s Cafe and Restaurant(マギーズ・カフェ・アンド・レストラン)
- Parlour Kensal(パーラー・ケンサル)
- Pavilion Café(パビリオン・カフェ)
- Quo Vadis(クォ・ヴァーディス)
- Regency Café(リージェンシー・カフェ)
- the black Penny(ザ・ブラック・ペニー)
- 旅行中の健康管理できていますか?
イギリスの朝食「イングリッシュ・ブレックファースト」って何?
フル・イングリッシュ・ブレックファースト(Full English Breakfast)とは、イギリスの伝統的な朝食です。「イングリッシュ・ブレックファースト」は、トースト、卵料理、ベーコン、ソーセージ、ベイクドビーンズ、トマト、マッシュルームがのった、とってもボリューミーなプレートです。お店によっては、イギリスの伝統的なソーセージ「ブラックプディング」が添えられているメニューもあります。
卵は
- フライドエッグ
- スクランブルエッグ
- ポーチドエッグ
作家のサマセット・モームの言葉に、「イギリスで美味しい食事がしたければ、1日に3回朝食を取ればいい」とあります。最近では、イギリスの料理も美味しいですが、イングリッシュブレックファーストは、昔から愛されていた味なんですね。
地域によって、イングリッシュ・ブレックファーストの呼び方は変わります。
・イングランド | ーイングリッシュ・ブレックファスト |
・スコットランド | ー スコティッシュ・ブレックファスト |
・ウェールズ | ー ウェルシュ・ブレックファスト |
・アイルランド | ー アイリッシュ・ブレックファスト |
イングリッシュ・ブレックファーストは超高タンパク質な朝食
イングリッシュ・ブレックファーストの構成メニューのうち、トーストと野菜以外はタンパク質です。卵、ソーセージ、ベーコンと朝から一度にタンパク源を摂る朝食は少ないかもしれません。
タンパク質は、筋肉の構築、骨の健康に必要な栄養素です。1日の摂取目安量は、成人男性では60g(推定平均必要量:50g)、成人女性では50g(推定平均必要量:40g)です。
フル・イングリッシュ・ブレックファーストでは、約36.6gのタンパク質が含まれています。1日のタンパク質必要量の73%をカバーしています。
朝は忙しくてシリアルやパンで軽く済ませてしまったり、夜にがっつり食べてしまう方が多いかもしれません。夕食に偏ってタンパク質を摂るよりも、朝・昼・晩に均等にタンパク質を摂取する方が、筋肉の合成を高めることができると報告されています。(参考:Mamerow MM, et al. J Nutr. 2014;144(6): 876–880)
「高タンパクな朝食を食べる習慣が体重管理や減量に結びつく」という報告もあります。タンパク質は満腹中枢を刺激し、食べ過ぎ防止をします。また、タンパク質を摂ると、血糖値が安定し、注意力が高まります。
『Advances in Nutrition』誌によると、朝食で30gのタンパク質を摂ることが理想的と報告されています。減量や空腹管理をするためなら、まず20gの摂取をが推奨されるようです。フル・イングリッシュ・ブレックファーストには、30g以上のタンパク質が含まれているので、朝食に十分な タンパク質が含まれていますね。
また、動物製品や乳製品、大豆製品に含まれるタンパク質を構成しているアミノ酸のひとつにトリプトファンがあります。トリプトファンは、体内で幸せホルモンのセロトニンや、睡眠ホルモンのメラトニンに代謝され、体内時計を調節したり、ストレスを和らげるはたらきがあります。
イギリスでも、毎日がっつりとイングリッシュ・ブレックファーストを食べているわけではありませんが、シリアルやトーストで軽く済ませてしまうことが多いほかのヨーロッパの国の朝食と比べると、イングリッシュ・ブレックファーストは元気に過ごすために理にかなった朝食ですね。
イングリッシュ・ブレックファーストが楽しめるロンドンのカフェ12選
フル・イングリッシュ・ブレックファーストが楽しめるロンドンのカフェをまとめました。
Hawksmoor Guildhall(ホークスムーア・ギルドホール)
ホークスムーア・ギルドホールの朝食はボリュームたっぷりのメニューです。1人前のフル・イングリッシュもありますが、2人前のメニューでは、さらにスモークドベーコンチョップ、ショートリブ、グリルドボーンマローも付いています。
バンク駅、セントポール大聖堂から近く、ロンドンの中心地にあるので立ち寄りやすいですね。
【価格】 | Full English:£16.50 For 2 to share:£38 |
【サーブ時間】 | Open〜11am |
【アクセス】 | 10 Basinghall St, London EC2V 5BQ |
【Webサイト】 | Hawksmoor Guildhall |
The Breakfast Club(ザ・ブレックファースト・クラブ)
THE FULL MONTY(ザ・フル・モンティ)というメニューがフル・イングリッシュ・ブレックファーストです。ガイドブックやランキングにも載る有名店で、「ここで満足しないはずはない」と言われるほどのおいしさです。
【価格】 | £11.5 |
【サーブ時間】 | Open〜12pm |
【アクセス】 | 33 D'Arblay St, Soho, London W1F 8EU |
【Webサイト】 | ザ・ブレックファースト・クラブ(The Breakfast Club) |
E Pellicci(イー・ペリッチ)
1900年創業の老舗です。イングリッシュ・ブレックファーストは終日注文することができます。E Pellicciのしぼりたてのオレンジジュースは絶品です。
Terry's Cafe(テリーズカフェ)
テムズ川の南側にあります。ベジタリアン、ビーガンメニューを含め6種類のイングリッシュ・ブレックファーストを選べます。
【価格】 | £12 |
【サーブ時間】 | 7 am〜12 pm(ラストオーダー11:30) |
【アクセス】 | 158 Great Suffolk St, London SE1 1PE |
【Webサイト】 | Terry's Cafe |
Caravan King's Cross(キャラバン キングスクロス店)
ロンドン市内に5店舗あるミニチェーンで、自家製コーヒーが有名なお店です。お好みでイノシシ肉のソーセージを注文できます。ハリーポッターで有名なキングス・クロス駅近くの店舗は観光にも便利です。
【価格】 | £ 12.5 |
【サーブ時間】 | 8 am〜11.30 am |
【アクセス】 | 1 Granary Square, Kings Cross, London N1C 4AA |
【Webサイト】 | Caravan |
Dishoom(ディッシューム)
インド系のカフェです。フル・イングリッシュ・ブレックファーストメニューの「The Big Bombay」には、マサラビーンズがトッピングされ、ちょっとエスニックなイングリッシュ・ブレックファーストが楽しめます。
【価格】 | £12.50 |
【サーブ時間】 | 平日8amー11.45am 、週末 9am-11.45am |
【アクセス】 | 5 Stable St, Kings Cross, London N1C 4AB |
【Webサイト】 | Dishoom |
Maggie’s Cafe and Restaurant(マギーズ・カフェ・アンド・レストラン)
20種類から選べる朝食が£6.95で作れます。サウスロンドンのルイシャム駅が最寄りです。
【価格】 | £6.95 |
【サーブ時間】 | 終日 |
【アクセス】 | 320-322 Lewisham Rd, London SE13 7PA |
【Webサイト】 | Maggie’s Cafe and Restaurant |
Parlour Kensal(パーラー・ケンサル)
ノースケンジントンに店舗があります。盛り付けもほかのお店よりおしゃれです。
【価格】 | £13.75 |
【サーブ時間】 | 終日 |
【アクセス】 | 5 Regent St, Kensal Green, London NW10 5LG |
【Webサイト】 | Parlour Kensal |
Pavilion Café(パビリオン・カフェ)
ビクトリア・パーク内にあるカフェです。レイクサイドで食べる朝食は雰囲気もよく、イングリッシュ・ブレックファーストは終日注文することができます。
Quo Vadis(クォ・ヴァーディス)
高級な店構えですが、値段は一般的で、イングリッシュ・ブレックファーストも楽しめます。最寄り駅はトッテナム駅です。
【価格】 | £12.5 |
【サーブ時間】 | 8 am〜10.30 am |
【アクセス】 | 26-29 Dean St, Soho, London W1D 3LL |
【Webサイト】 | Quo Vadis |
Regency Café(リージェンシー・カフェ)
ウェストミンスターにある、元気なお母さんが切り盛りするローカルな雰囲気のカフェです。ロンドナーでいつも混み合っています。昔ながらのイングリッシュ・ブレックファーストをお手頃価格で食べることができます。
the black Penny(ザ・ブラック・ペニー)
コヴェント・ガーデン、スローン・スクエア、サウスバンクの3店舗あります。お肉メニューの「THE HUNTER(ザ・ハンター)」とベジタリアンメニューの「THE GATHERER(ザ・ギャザー)」があります。
【価格】 | THE HUNTER £ 12.90 |
【サーブ時間】 | 9 am〜12 pm |
【アクセス】 | コヴェント・ガーデン: 34 Great Queen St, Holborn, London WC2B 5AA スローン・スクエア:55 Duke of York Square, London SW3 4LY サウスバンク:17 Casson Square, Bishop's, London SE1 7BQ |
【Webサイト】 | the black Penny |