BRPカードは、イギリスでの滞在許可証を兼ねた身分証明証です。今回は、イギリスに到着して一番初めのミッション「BRPカードの受け取り」の流れについて解説します。
イギリス滞在必須!BRPカードとは
BRPとは、「Biometric Residence Permit」の略で、氏名・生年月日・移民情報と、ビザ申請時に撮った顔写真と両手指の指紋情報が生体認証情報として記録されている身分証明証です。
日本のマイナンバーに似ているかもしれませんが、カード自体に生体認証や移民情報が載っているので、マイナンバーよりももっと重要度の高いカードですね。イギリスでは、年齢確認や身分証明として人に見せることも多いです。
BRPカードが必要な人
- 6ヶ月以上のイギリスに滞在する(新規申請・延長)
- イギリスに定住する場合
このほかにも新しいパスポートにビザを移動するケースや、パスポートトラブルがあった場合にHome Office Travel Documentsを申請するときに必要になることがあります。
BRPカードを提示するケース
- 身分証明書
- イギリスで学業や仕事に従事する権利
- 公共サービスなどを受ける権利
などの証明に使えます。スーパーでアルコール類など年齢制限のあるものを購入する場合やパブに行くときから、新しい仕事に就くとき、税金手続き、病院を受診するとき、公共手続きまでさまざまな場面で使用します。
BRPカードの受け取り方法
YMSビザでイギリスに入国したら、1週間以内にイギリスでの身分証明となるBRPカードを受け取りに行きます。受け取り場所は、YMSビザ申請時に指定した居住予定の住所(1泊のみのホテル可)から近いポストオフィスか、自分で指定したポストオフィスとなります。
BRPカードは、入国予定日には受け取り予定のポストオフィスに到着している予定だそうです。受け取りは入国してから10日以内に行かなければなりません。
BRPカードの受け取りに必要な物
- パスポート
- 入国時に見せた書類*
- 滞在先住所
- 電話番号
私は、治安の良さそうな西ロンドンに住みたかったので、ビザ申請時にハマースミス駅近くのポストオフィスを受け取り場所に指定しました。ハマースミス駅最寄りのポストオフィスは、駅前から続くハイ・ストリートにある小さめのショッピングセンターの中にあるWH Smithにあります。年末の12月31日でも普通に営業していました。
受け取り時に電話番号が必要になるため、先にイギリスのSIMを購入しておきましょう。私が言ったショッピングセンターの中には、WH Smithの横に格安SIMの「Three3」の店舗もあります。
- ポストオフィスのカウンターに並びます。
- 順番が来たら、BRPカードの受け取りであることを伝えます。
- カウンターのスタッフが、BRPカードを探して持ってきてくれます。
- 身分確認のため、パスポートとYMSの書類を見せます。
- 申請時に記載した滞在先住所とイギリスの電話番号を記入します。
- BRPカード受け取りのサインをします。
ほとんどのWH Smithは、ポストオフィスが併設されていてお店の奥の方にカウンターがあります。お店の入り口側は本や文具が売られています。
私がBRPカードを受け取ったポストオフィスは、郵便物とサービスでカウンターが分かれていたので、「サービス」の方の列に並びます。
滞在している住所がわからなくて焦りましたが、カウンターのおばちゃんが調べてくれました。
BRPカードは封筒に入って渡されます。カウンターでは、中身まで確認しないので、受け取ったら「間違いがないか」すぐに確認しましょう。BRPカードの受け取りは5分もかからずに終わりました。